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今回のブログでは、『タスペーサー』『縁切り』を紹介していきます。

皆様は聞いたことがあるでしょうか？

屋根工事を検討されている方でしたら、耳にしたことがあるかもしれません。

メリットとデメリットも紹介していきますのでぜひ最後まで読んでくださいね！

 

 

縁切りとは、屋根工事をする際に屋根材と屋根材の間に隙間を作る作業です。

なぜ塗装したのに隙間を作るのか？それは、雨漏りと結露などを防ぐためです。

屋根は、雨風による雨水の侵入は避けられないので、この隙間から湿気などを逃がしているのです。

仮に湿気を逃がすことが出来なかった場合には、籠った湿気が結露となり、屋根の下が傷んでしまって雨漏りを起こしてしまいます。

屋根の下に空間を作り、換気することで屋根の寿命を延ばすことができます。

新築の頃は隙間があるのが当たり前ですが、塗装することによって隙間が埋まってしまいますので、縁切りという作業を行います。

 

縁切りの方法は2種類あります。

従来は文字通り、カッターなどを用いて切っていく方法でしたが、

現在は【タスペーサー】という部材を使う方法もあります。

切っていく作業は非常に手間で、リスクも伴います。

タスペーサーはクリップのような形で、屋根材と屋根材の間に差し込むだけで隙間を作ることができます。

カッターなどで縁切りを行うと一日かかる作業でしたが、タスペーサーを使うと２，３時間で終えることができるため

作業時間の短縮にも繋がります。

 

上記でもお伝えした通り、作業時間の短縮に繋がることと同時に手作業のよるミスも減ります。

タスペーサーは下塗りが完了した時点で設置することができるので、塗装後に屋根を損傷させたり、

汚したりするケースを減らすことができます。

 

 

 

タスペーサーは非常に優れた部材ではありますが、残念ながら使用できない屋根があります。

 

・ストレート屋根以外の屋根

タスペーサーはストレート屋根のみに使える部材になりますので、それ以外の屋根の場合は使うことができません。

 

・劣化が激しく塗装工事を行えない屋根

劣化の激しい屋根にタスペーサーを使用すると屋根材が割れてしまう可能性があります。

綺麗にするために工事を行うのに破損してしまっては意味がありません。そういった屋根の場合は

カバー工法や、葺き替えをおすすめ致します。

 

屋根の劣化状況をご自身で確認となると、とても危険です。

ハシゴでの確認は転落の危険もありますし、壁にハシゴをかけると破損の恐れがあります。

屋根は雨風を凌ぐとても大切な役割を担っていますので定期的なメンテナンスと

適切な工事を行うことで長持ちさせましょう(^^)

当社では、ドローンを使って劣化状況を細部まで確認していきます。

現地調査、お見積りは無料で行っておりますのでお気軽にご相談ください。